岸本 麻子(Asako Kishimoto)

 

 5歳よりピアノを始める。

福岡第一高等学校音楽科器楽課程卒業。
テューバ専攻、貫里英樹に師事。
在学中、ウィーンで開催される世界青少年音楽祭に日本代表として団体出場。
最高賞であるウィーン大賞を受賞。
ウィーン市からの招待演奏他、オーストリア、チェコなど7か国で海外遠征。

福岡女子短期大学音楽科ピアノ課程卒業。
ピアノを野口誠司に師事。

卒業後、福岡市早良区祖原のCafe楽屋(*閉店)でレギュラーをつとめる。
この間に出会った多くの演奏家、作曲家、スタッフの影響が元で、対外的な活動の視野が大きく変化する。
特にこの時期はアイルランド出身のジョン・フィールドのノクターンに没頭。
更にアルゼンチンタンゴ、フォルクローレなど南米系の音楽との出会いをきっかけに、
中でもクラシックギタリストの松下隆二氏との出会いは大きく、多数の演奏の場で氏との共演を行う中、中南米作品に多く触れる機会に恵まれる。
特に*1Radamés Gnattali(ハダメス・ニャタリ)の作品との出会いをきっかけに、2007年頃からブラジル音楽へ傾倒。中でも、*2Choro(ショーロ)の研鑽を積極的に積む。
同年、リオ・デジャネイロ在住のショーロ・フルーティストの熊本尚美氏の演奏を拝聴し、本格的なショーロへの取り組みをはじめる。

2017年10月、サンパウロとリオ・デ・ジャネイロにおよそ一か月間滞在。
米田真希子さんのサポートでサンパウロ在住のHercules Gomes(エルクレス・ゴメス)<ピアニスト、作曲家>、熊本さんのサポートでリオ・デ・ジャネイロ在住のLeandro Braga(レアンドロ・ブラーガ)<ピアニスト、作曲家>両氏のレクチャーを受ける。
また滞在中にRonaldo do bandolim(ホナウド・ド・バンドリン)<バンドリン>、Rui Alvim(フイ・アルビン)<クラリネット、サックス>、Fernando Leitzke(フェルナンド・ライツケ<ピアノ>)、Izaías Bueno de Almeida(イザイアス・ブエノ・ジ・アルメイダ)<バンドリン> 、Ze Barbeiro Silva(ゼ・バルベイロ・シルバ)<ギター>など、数多くのミュージシャンとのセッションに参加。

これまでに、
南米音楽の基礎をLeonardo Bravo(レオナルド・ブラーボ)<ギタリスト、作曲家>に
Leandro Bragaにブラジリアンスタイルのピアノ奏法、作曲法、編曲法を師事。
熊本尚美にショーロ奏法、音楽全般を師事。

2022年現在

岸本麻子ピアノ教室主宰(千早、箱崎、粕屋、福津)。
春日豆づか山にてショーロの初心者向け定期勉強会「ショーロだめし」を開催中。

*1:ブラジル出身の作曲家兼ピアニストであり、かのアントニオ・カルロス・ジョビン【ボサノバの作曲家】の師と言われている人物。
*2:ブラジル音楽史の中で、最も古い資料が存在し、国内各地で様々な形式で演奏される音楽形態の基礎的な位置づけとなったジャンルの一つ。
   
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